レイヤーにエフェクトを適用するためには、addPropertyメソッドを使う。
▼例:1番目のレイヤーの、エフェクトプロパティに、ブラー(ガウス)エフェクトを適用する。
ExtendScript Toolkitを起動し、
プルダウンメニューで、ターゲットアプリケーションをAfeter Effectsにしたら、
以下のスクリプトを入力し、F5ボタンで実行する。
app.project.item(1).layer(1).property("エフェクト").addProperty("ブラー(ガウス)")
※スクリプトの記述方法は一つだけではない。↓のスクリプトは、どれも同じ結果になる。
app.project.item(1).layer(1)(5).addProperty("ブラー(ガウス)") app.project.item(1).layer(1).property(5).addProperty("ブラー(ガウス)") app.project.item(1).layer(1)("エフェクト").addProperty("ブラー(ガウス)") app.project.item(1).layer(1).property("エフェクト").addProperty("ブラー(ガウス)")
※要は、プロパティを名前で指定するか、決められた番号(インデックス番号)で指定するかの違い。
▼レイヤープロパティのインデックス番号
1:マーカー
2:タイムリマップ
3:モーショントラッカー
4:マスク
5:エフェクト
6:トランスフォーム
7:マテリアルオプション
8:オーディオ
※資料:After Effects スクリプティングガイド AVLayer object
▼レイヤートランスフォームプロパティのインデックス番号
1:アンカーポイント
2:位置
3:スケール
4:回転
5:不透明度
▼例:レイヤー1のプロパティ番号6(トランスフォーム)の、
プロパティ番号1の名前を、アラートウインドウに表示する。
alert(app.project.item(1).layer(1).property(6).property(1).name)
もしくは、↓のように入力する事も可能。
alert(app.project.item(1).layer(1).property(6)(1).name) alert(app.project.item(1).layer(1).property("トランスフォーム").property(1).name) alert(app.project.item(1).layer(1).property("トランスフォーム")(1).name)
トランスフォームのプロパティ番号1は、アンカーポイントなので、
アラートウインドウには、アンカーポイントと表示される。
▼例:レイヤー1のプロパティ番号5(エフェクト)の、
プロパティ番号1(適用されているエフェクト)の名前を、アラートウインドウに表示する。
alert(app.project.item(1).layer(1).property(5).property(1).name)
レイヤーは番号だけでなく、名前でも指定できる。
レイヤーの名前が、レッド 平面なら、以下のように入力。
alert(app.project.item(1).layer("レッド 平面").property(5).property(1).name)
アラートウインドウには、1つ目のコンポジションの、
一番目のレイヤーに適用されているエフェクトの名前が表示される。
▼エフェクトの名前までの地図
・appは、アプリケーション、after Effectsの事。※省略可能。書かなくても問題ない。
・projectは現在開いているプロジェクト。
・itemはコンポジションの事を指しているはず。