Redshiftというレンダラーのベンチマークのメモ。
・ベンチマーク単体としては配布されていない。
・ここではフリートライアル版の中に入っているベンチマークを実行する。
・フリートライアル版をダウンロードするためにはユーザー登録が必要。
・無料体験版はベンチ結果の画像にもウォーターマークが入る。
フリートライアル版をインストールしたら、
↓の中にある、
C:\ProgramData\Redshift\bin
↓このバッチファイルを実行する
RunBenchmark.bat
ベンチマーク用のデータがダウンロードされ、
ベンチマークが始まるはずなのだけど、
エラーが出てベンチマークが開始されない。
調べてみると、
Windows7の場合は以下の二つをインストールしないと
バッチが正常に処理されないとの事。
・Microsoft .NET Framework 4.5
・Windows Management Framework 3.0 64-bit
これらが無いと、ダウンロードしたファイルの解凍ができないらしい。
バッチファイルがzipファイルを解凍できない問題のために、
これらをインストールしたくない場合は他の方法もある。
↓バッチファイル内にあるURLからzipファイルを直接ダウンロードできる。
https://s3.amazonaws.com/s3.redshift3d.com/public/benchmark/RedshiftBenchmarkScenes.zip
ダウンロードしたzipファイルを、以下の場所に解凍する。
C:\ProgramData\Redshift\bin
メモ帳に↓のコードをコピペして、適当な名前でバッチファイルとして保存する。
(保存する際にファイルの種類を、すべてのファイルにして、名前の最後を.batする)
:RunBenchmark redshiftBenchmark RedshiftBenchmarkScenes/vultures/Vultures.rs
作ったバッチファイルを↓の場所に入れて実行する
C:\ProgramData\Redshift\bin
出てきたコマンドプロンプトの一番下の行に、進行状況が表示される。
ベンチマークが完了すると、バッチファイルと同じフォルダ内に
レンダリング結果の画像ファイルが作成される。
ファイル名はredshiftBenchmarkOutput.png
結果の画像ファイルを開くと、左下に結果が載っている
今回GTX1070 1枚で17分3秒掛かった。
↓Borndigitalが公開しているベンチマークのまとめ
Redshift Benchmark GPU Render Times with GeForce RTX 2070, 2080 & 2080 Tihttps://t.co/Oojk580Eof pic.twitter.com/d0HNLldCnD
— Borndigital Blog (@bd_blog) November 27, 2018
このまとめの1070が16分22秒で終わらせてる。
うちのは少し遅いけど大体合ってる。
GTX1070 1枚 17分3秒 4万7000円(2017年12月)
RTX2080Ti 1枚 8分23秒 13万1000円(2020年4月現在)
2080Tiは、1070よりもスピードは2倍速く、値段は2.8倍高い。
このまとめで一番速いのはRTX2080Ti 3枚。3分22秒で終わらせてる。
2080Tiは一番安いものでも13万1000円×3枚=39万3000円。
手持ちの1070よりもスピードは5.3倍速く、値段は8.4倍高い。
▼メモ
GPUを買い換えるので比較用にベンチマークしておこうと思った。
RedShiftという言葉はamazonやautodeskも使っている。なんか流行っていた?
↓amazonのとあるサービスに
redshiftと名付けられた理由が語られているインタビューがあった。
データの“赤方偏移”がもたらす巨大なインパクト~
Amazon Redshift担当者に聞くDWH戦略
↓記事から引用
Redshiftの日本語訳は”赤方偏移”、光のドップラー効果を意味している。 有名な「ハッブルの法則」にあるように、 高速で離れていく光源から発せられる光のスペクトルは 赤くシフトしていく(逆は青くずれる)。 (中略) たくさんの分析されるべきデータがインサイドからアウトサイドへと放たれていく。 その動きはまさにわれわれが描く軌道そのもの。 フィジカルな環境からのターニングポイントという意味を込めてRedshiftと名付けた