[3dsMax]
MCGでミラーモディファイアを作る


ワールド原点を軸とするシンプルなミラーモディファイアを
MCG(Max Creation Graph)で作りました。

標準のミラーとは違い、ミラー軸はワールド原点に固定。

↓標準のミラーモディファイア

↓今回MCGで作ったミラーモディファイア

▼ダウンロード
Mirror(MCG).zip

▼Mirror(MCG).zipの中身について
~.maxtool:MCGのグラフのファイル
~.mcg:MCGをインストールするためのファイル

▼MCGのインストール方法
①メインメニュー Scripting → Install Max Creation Graph(.mcg) Package…を選択

②出てきたウインドウからMirror(MCG).zipを解凍したフォルダを開いて、
mcgファイルを全部選択して一括インストール

▼MCGのアンインストール方法
↓自分でインストールしたMCGは以下のフォルダに格納されている。
C:\Users\ユーザー名\Autodesk\3ds Max 20xx\Max Creation Graph\Packages

このフォルダからアンインストールしたいMCGを取り除けば、
max起動時に読み込まれなくなる。

▼使い方
モディファイア一覧を開いて、miと入力するとすぐに見つかる。

・Mirror (MCG)
ミラーコピーする軸をチェックボックスで選択可能

↓この3つは各軸のみのシンプル版
・Mirror X (MCG)
・Mirror Y (MCG)
・Mirror Z (MCG)

▼MCGグラフを見たい場合
Mirror(MCG).zipを解凍したフォルダフォルダ内にある.maxtoolファイルを
Max Creation Graph Editorにドラッグ&ドロップすればグラフを見ることができる。

↓Mirror X (MCG).maxtoolのグラフ

▼解説
反転する処理を行う。
一回反転させるだけならMaxscriptだと一行。

$.transform =* scaleMatrix [-1,1,1]

自身のトランスフォーム(行列)に対して、
Xをマイナスにしたスケール行列を掛ければ反転する。

基本的な処理は反転するだけだけど、
モディファイアのローカル空間からワールド空間への変換処理を挟む必要がある。

↓グラフの各ノードについて

▼雑記
MCGでモディファイアを作るために、
何をどうしたら良いかまったく分からない状態から始めたので苦労した。

XYZそれぞれのモディファイアを3つ重ねると、そんなポリゴン無いのに重い。

▼参考リンク
3ds Max 2019 Help: Modifier Basics
※↑現時点だとこのページの日本語版が無いのが残念。

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