Kudo3D Bean3D Printer 注意点


クラウドファンディングサイトkickstarterで出資した
SLA方式の3Dプリンターが届いた。

Bean 3D Printer The Ultimate Consumer SLA 3D Printer by Kudo3D — Kickstarter.htm

▼使い方
基本は公式のクイックスタートガイドビデオ通りで良い。
Bean: Quick Start Guide

▼注意点
SLAcerやその他スライスソフトで作成したスライス画像について。
ファイル名の連番桁数に注意する必要がある。

SLAcerやChiTuBoxで作成したスライス画像のファイル一覧を見てみると、
ファイル名の連番桁数が揃っていない。
※ファイル名の連番桁数が0001ではなく、1になっている。

これだとプリンターに正しい順番で画像が読み込まれず、
プリントに失敗してしまうので、ファイル名をリネームする必要がある。

↓テスト印刷に用意されているROOK.zipを見ると、桁数が揃っている。

数百枚~千数百枚あるスライス画像を
手動でリネームするのは現実的ではないので、
リネームソフトを使ったほうが良い。

おすすめはFlexible Renamer
Flexible Renamer v8.4

●FlexibleRenamerの使い方
・リネームする前に、不要なファイルを削除する。
 preview.png
 preview_cropping.png
 run.gcode


フォルダ内のファイルをctrl+Aキーで全選択して、
①FlexibleRenamerにドラッグ&ドロップ。
※左上のフォルダ指定ボタンを押して、フォルダごとドラッグ&ドロップでも可能。

②連番や文字列の追加を開いて、”文字列(日時)+連番”を選ぶ
③開始番号と桁数を設定
④リネームボタンを押す

※リネームボタンを押す前に確認必須!
変更前の名前が順番通りに並んでいるか確認が必要。
古いバージョンを使っていたせいかもしれないけど、
ファイルが順番通りになっていない事があった。
↓の画像の様な状態でリネームすると確実にプリントに失敗する。

リネーム後は、ファイルを全選択してzipにする。
※ファイルの入ったフォルダをzipにするのではない。
※zipを開いたらファイル一覧になっている状態にする。

Windowsならスライス画像を全選択して、
右クリック → 送る → 圧縮(zip 形式)フォルダー

あとは通常の印刷手順に従うだけ。

以下、買ったものとか買ったほうが良い物。

▼IPA(イソプロピルアルコール)
 ※インディアペールエールではない。
 プリント後、出力物に付着している余分なレジンを洗うために必要。

 レジンやイソプロピルアルコールは有毒なので取り扱いに注意する必要がある。
 イソプロピルアルコール(IPA)取扱いマニュアル
 ↑のマニュアルに目を通す。

 ホームセンターや薬局を何店か回って問い合わせたけど、
 純度の高いIPAはどこも取り扱っていなかった。
 結局amazonで買った。お急ぎ便対応は1リットルボトルだけだったので、
 コスパが悪いけど1リットルのボトル2つ注文した。
 次に買うときは4リットルボトルで買いたい。

▼有機ガス用防毒マスク
 レジンやIPAを取り扱う際に着用。

 ↓本体と吸収缶が分かれているのタイプ。
  吸収缶の効果が切れたら、吸引缶だけ買って交換すればいい。
 ホームセンターで買った。

 ↓吸収缶と本体が一体化した使い捨て型
  吸収缶の効果が切れたら丸ごと買いなおし。

 └─────── amazonで有機ガス用防毒マスクを探す

▼保護ゴーグル
 レジンやIPAを取り扱う際に着用。
  ホームセンターで買った。

▼保護めがね
 サポート部位をニッパーで切り取る際に着用
 硬貨後が硬いレジンだと、ニッパーで切り取る時に破片が飛ぶ。
 絶対に付けていた方が良い。保護ゴーグル使い回しでも良い。
 飛んでくる破片から目を守れればいいので100均のでも十分。

 └─────── Amazonで保護めがねを探す

 一回、破片が鼻の穴に飛び込んできてきて、
 軽く痛かったので普通のマスクを付けておいても良い。

▼使い捨て手袋
 レジンやIPAを素手で扱ってはいけない。

↓ツイッターでも注意喚起している人が居る。

▼ウエス
 プリント後、レジンが付着したプラットフォーム(造形台)を
 置く時に下に敷いている。ヘラに付いたレジンを拭う時にも使う。
 ちょこっとレジンをふき取るときはティッシュを使っている。

▼ニトムズテープはがしカッター
 プラットフォームから造形物を剥がす際に使用中。
 bean付属の金属ヘラがあるけど、
 こちらのほうが刃が薄く使いやすい。
 ChiTuBoxでラフトを付けた時は、これを使わないでも、
 100均のヘラでガシガシやれば比較的簡単に取れる。

 ※取っ手の部分はイソプロピルアルコールに
  触れると割れるらしいので注意。

 FDM機のダヴィンチminiMakerでも
 プラットフォームから造形物をはがす際に使用している。

▼ニッパー
サポート(支持脚)を取り除く際に必要。
硬いレジンを切る際は保護めがねを絶対に付けた方が良い。
amazonでニッパーを探す

▼その他
・造形物をIPAに浸すためのタッパー。100均で買った。
・持ち手の付いたヘラ。bean付属のヘラがあるけど、
 持ち手の付いたものが欲しかったので100均で買った。
・アクションカム。プリント中、10秒毎のタイムラプス撮影をしている。

▼まだ買っていない、今後買いたいもの
・ぐれきゅーぶろぐさんの所で紹介されていたフィルター
 今はまだバットに残ったレジンをそのままボトルに戻してしまっている。

 ※買った。届いた。紙コップもあったほうが良い。
  今のところ破片とかは出てないけど、
  そのままボトルに戻すよりも安心感がある。

・ツイッターで見たレジンに光る粉を混ぜるやつ試したい

▼参考リンク
SLA/DLPプリンタ以外に買っておいたほうがいいもの
ぐれきゅーぶろぐ

twitter検索”bean3d”

kudo3D公式 youtubeチャンネル

Bean 3D Printer 出力ツイートまとめ

ChiTuBoxの使い方

▼その他amazon広告

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